ゲバントホールについて
当ゲバントホールは1990年に、ドイツのゲバントハウス管弦楽団が使用していた施設ゲバントハウスを参考に建設されたものです。
ゲバントハウス管弦楽団とは1743年に設立した世界最古の市民管弦楽団であり、従来の宮廷専属のオーケストラとは異なった今までに無い運営形式を行っていた団体です。また名前の由来となる「GEWAND」はドイツ語で「衣服」という意味をもっており、ゲバントハウス管弦楽団本拠地が、織物の見本市会場だったところから来ています。
ゲバントハウス管弦楽団が、宮廷音楽から市民の場へと音楽を広めたように、音楽をより身近に、そしてつながりを感じるホールへと成長してほしい、そんな思いからゲバントホールが生まれました。当ホールは初代ゲバントハウス(1781-1894)及び、2代目ゲバントハウス(1884-1944)の形状「シューボックス」タイプを取り入れており、現代ホールとは形状が異なります。特にクラシック音楽のコンサートやリサイタルにおいては、響きや空間の雰囲気も十分満足していただけるものと思います。